【書籍レビュー】ナンパが最強のソリューションである|書籍:零時レイ

【書評】ナンパが最強のソリューションである|著者:零時レイ

評価と感想

本物のナンパ師による小説風ノウハウ本

評価: 5前作「究極の男磨き道・ナンパ」に続く2作目の書籍。
前作の続きというよりも「前作の内容をよりノウハウ化した小説風」の内容になっている。

初版の「究極の男磨き道・ナンパ」は2014年8月に出版され、この2作目は2019年8月に出版された。
実に5年の月日が流れ、その間にレイ氏はナンパの技術を洗練させていった。

そもそも著者は33歳からナンパを開始し、20人のナンパ師から教えを受け、
NLP理論をもとに技術を体系化したとある。
その集大成が「NLPナンパ師トレーニングプログラム」らしい。

ちなみにレイ氏は2013年から自らのナンパをブログに書き綴っていて、
これを読むだけでも参考になる。
究極男磨きナンパブログ

2015年5月からNLPナンパ研究所の「スパルタ部」も発足している。
スパルタ部には「スパルタ部の公式ブログ」も存在する。
本書には載っていないノウハウが書かれているので、ぜひ読んでみる事をお勧めする。

さて、本書を読んだ感想だが、結論から言ってかなりの良書だ。
1作目よりも洗練され、体系的にまとまっている。
小説風に書かれているが、ナンパの専門書と言っても過言では無いだろう。

ナンパ経験や恋愛経験が豊富な方なら、この本に書かれている内容が生々しく、
実践をつみ重ねて書かれている事がわかるだろう。

初心者から上級者までのテクニックや考え方が、順を追ってまとめられている。
小説風なので読みやすい。しかも無駄な文書が少なく、1文1文が、濃密なノウハウとなっているの。
そのため、この本は2度読みをお勧めしたい。

1度目は小説としてサラっと楽しく読み、2度目は1文ごとに考えながら読んで欲しい。
5年以上ナンパを続けた集大成が、ふんだんに盛り込まれている。

簡単に内容を要約すると、ナンパの種類は4タイプに分かれる。
 ①ふざけ系・チャラ系
 ②オラオラ系
 ③ナルシスト系(兄と妹のような感じ)
 ④誠実系(王子と庶民のような感じ)

①ふざけ系は、笑いや楽しさを演出したり、チャラ系でエロキーワードを入れる事でキスやSEXを意識させるのが手口。
②オラオラ系は、オスとしての闘争心や迫力を見せつけ男としての強さを示したり、女をひるませて主導権をとるのが手口。

③ナルシスト系は、S気をベースに、イケメンを演出するのが手口
④誠実系は、恋愛ドラマの主人公のような行動を行う事で、相手に恥ずかしさを与えると同時にドキドキさせ、甘い世界へ導くのが手口。

レイ氏の感覚では「①と②」の組み合わせと「③と④」の組み合わせが、相性が良いとのこと。
①と②を交互に繰り返したり、③と④を交互に繰り返す事で、それぞれのデメリットをフォローしながら相乗効果を得られる。

そして、最強なのは「③と④」の組み合わせだ。
ただし、ある程度のルックスが必要。
イケメンである必要は無いが、ファッションや髪型でイケメン風までもってくる事が大事。
それができないのであれば、「①と②」の方を選ぼう。

本書では、②のオラオラ系についてはあまりふれていない。
おそらくレイ氏のナンパスタイルとは合わないのだろう。

逆に④の誠実系が、なぜ最強のナンパ方法と言われているのか?という事を見事に解説している。
「魔法陣」という言葉が出てくるが、まさにそれだ。
魔法を使えるようになることで、最強のナンパ師へと成長する事ができるのだ。

これほど、ナンパ手法をタイプ別に解説している本は見た事が無い。
ほとんどの本やノウハウが、著者が独自で編み出した手法のため、著者のタイプに大きく偏っている手法になる。

レイ氏はさまざまなタイプのナンパ師から教わることで、もっと大きな枠組みの概念から考え、体型化できたのだろう。
NLPという心理学からの解説もわかりやすい。

ただし、ナンパをした事が無い方や恋愛経験が少ない方には、ピンとこない部分が多くある。
できれば、1年くらいナンパを経験してから本書を読む事をお勧めしたい。
そうすれば、細部にかかれているちょっとした事に、大きなヒントが隠されている事がわかるだろう。

また、著者の心理的変化がナンパ初心者の救いになるだろう。みんな同じなんだ・・・と。
そういう意味でも、ナンパをする勇気を与えてくれ、モチベーションが上がる良書と言える。

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著者について
零時レイ(れいじ・れい)
慶應義塾大学卒。同大学院政策・メディア研究科研究生を経て渡仏。3年を経て帰国後、5年間ひきこもる。
人格崩壊の危機を感じていた2011年、33歳にして初めてナンパと出合い衝撃を受ける。
ベテランすご腕ナンパ師20人から教えを受け、彼らの技をNLP理論をもとに分析・体系化しつつ、習得に励む。

すご腕の技を一般人も学習可能な形に落とし込んだ「NLPナンパ師トレーニングプログラム」を開発。
2015年5月より、NLPナンパ研究所「スパルタ部」を発足。
著書に『究極の男磨き道 ナンパ ~コミュ障ひきこもりがストリートに立った日~』(BBR)。


目次

PART 1:ふざけ系ナンパ
【習得スキル】解放力 エンタメ力 逆境を楽しむ力

PART 2:オラオラ系ナンパ
【習得スキル】キレ芸 主導権 直球アプローチ

PART 3:ナルシスト系ナンパ
【習得スキル】恋愛ごっこ 教育者 テイクアウェイ

PART 4:誠実系ナンパ
【習得スキル】太陽アプローチ 無の境地 魔法陣

 

使えるノウハウ

<ポイント>

  1. ヒヨらない事が大事。ヒヨると主導権を女に取られる
  2. 4つのタイプ「ふざけ、オラオラ、ナルシスト、誠実」で自分のタイプに合ったスタイルを選ぶ。できれば誠実系がお勧め。
  3. キャラに入り込むことが大事。仕掛ける時は無心で仕掛け、相手の心を動揺させる。
  4. 緩急を使う。「ふざけとオラオラ」「ナルシスとと誠実」を交互に繰り返す事で良いリズムができる。

<注意点>

  • 本書にはトークの具体的な内容については、それほど書かれていない。
    おそらく、トークよりもキャラ設定と臨場感を重視しているのだろう。トークは「キャラ設定がしっかりできていれば自然に出てくるもの」という事だと思うが、もし次作を出されるのであれば、初心者向けにもう少し深堀したトーク内容を期待する。またLINEトークのやり方にも触れてほしいところだ。

 

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